阿部 暖実
出身：青森県弘前市　　生年月日：2003 年8 月20日
経歴：チャンプジュニアFC→SHRINE.L.FC

取材／写真／文：小林健志

長所を磨き、短所を改善。最高学年となり、狙うは全国優勝

　今年で設立３年目を迎えたマイナビ仙台レディースユース（今年１月までマイナビベガルタ仙台レディースユース、以下マイナビユース）。１期生としてマイナビユースに加入し、攻撃的なサイドバックとして活躍しているのが青森県弘前市出身の阿部暖実だ。「小学３年生の時、弟が練習体験に行く時一緒に行って、親とも相談して始めました」とチャンプジュニアＦＣでサッカーを始めた。

　中学年代では学校の部活で男子と交じってサッカーを続けつつ、女子チームＳＨＲＩＮＥ．Ｌ．Ｆ．Ｃ（以下シュライン）に所属した。「シュラインは女子だけなので、そこで経験できることは多かったです。大人のカテゴリーにも参加でき、良い経験をできた３年間でした。入った頃はトップ下をやっていたのですが、サイドバックをやらせてもらいました。シュラインの監督がサイドバックで自分の良さを見出してくれて、自信を持ってプレーできるようになりました」とこの頃からサイドバックとして頭角を表した。

　そして進路を決める３年時。「中学生の時大会でマイナビベガルタ仙台レディースジュニアユースと対戦して大敗し、すごくレベルが高いと思いました。シュラインの監督がユースのセレクションの話をしてくれて行ってみたら、とてもレベルが高くて、ここでプレーしたいと思いました」とマイナビユースのセレクションに合格し、加入が決まった。

（続く）

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