９月11日（日）、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第14節が行われ、青森山田高校はホームで大宮アルディージャU18と対戦した。
暫定順位５位の青森山田と、４位の大宮。勝点１差で競り合う両チーム。前回、アウェイで４月に行われた第３節では、大宮から倍のシュートを浴びながらも青森山田が前半の先制点を守り抜き、１－０で勝利している。

試合開始からわずか７分、先制したのは大宮だった。青森山田もサイドからの突破、多彩なセットプレーから反撃を試みるが、全員が身長180センチ以上の大宮ディフェンス陣の高い壁を攻略することができないまま、０－１で前半を終える。

後半、何としても得点が欲しい青森山田。前線で体を張れるＦＷ⑨武田陸来、中断期間明けからプレミアリーグ登録メンバーに抜擢されたレフティーのＭＦ㉙高良幸之介、メンバー中最長身で得点力も高いＤＦ㉒小泉佳絃を投入し１点を狙う。しかし、前がかりになるなか迎えた90分、相手選手の独走を許し痛恨の失点。そのまま０－２で試合を終えた。

この結果、大宮は暫定順位３位に浮上。一方、青森山田は６位に順位を下げた。
「点数を取れるところもあったけれども、それをきちっと決められない。向こうは逆にワンチャンスをしっかりとものにした」と黒田剛監督は試合を振り返り、「勝点を少しでも積み上げないと最後は厳しくなってくる。青森山田という名前だけが残っているだけで、去年のチームとは違う。そこはしっかりと受け止めなければならない。残留を目指して１試合でも勝てるように毎日練習をするしかない」と次に向けて語った。

ゲームキャプテンを務めたＦＷ⑩小湊絆。
「相手は、自分たちが掲げている『一本中の一本』じゃないですけど、チャンスを決めてきているのに、自分は決めきれなかった。この差がこの０－２という結果に直接結びついたのかなと思います」

前半のフリーキックと、後半の決定機、この日放ったシュートのどちらもゴールには結びつかなかった。「ＦＷの責任」。小湊は悔しさを滲ませた。
「それを決めきるか決めきれないかで試合は変わってくる。今日の負けは自分が外したから負けたと思っているので、ＦＷである以上チームを勝たせるようなゴールを奪わないと」

次節は５位・前橋育英高校との高体連対決となる。
「負けの中から何を学べるか。去年は勝ちで学んだのなら、今年は負けで学んでいかなければ」と小湊が話したように、敗戦から得た学びを次の試合に生かすことができるか。
連敗を脱してここから再浮上を図る青森山田の戦いは、ホームで９月18日（日）11時にキックオフを迎える。



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